著者
湯本 高行 角谷 和俊
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.88, pp.43-48, 2008-09-14

本研究では各コンテンツに対するソーシャルブックマークの時間的な分布を分析し,その結果に基づき,コンテンツライフサイクルを提案する.コンテンツライフサイクルはコンテンツの注目のされ方にライフサイクルがあるとみなし,そのステージを表現するものである.提案するコンテンツライフサイクルは成長期,成熟期,衰退期の 3 つのステージからなり,時間の経過による平均ブックマーク間隔の変化に対して,回帰分析を行い,その際の傾きと決定係数によって,各コンテンツのステージが決まる.また,提案したコンテンツライフサイクルによって,各コンテンツがどのように分類されるかを分析した.その結果,成長期,成熟期には Web 上のサービスや定期的に更新されるコンテンツが多く,衰退期にはブログ記事などの更新されないコンテンツが多いことがわかった.In this paper, we analyze distribution of social bookmark for each Web page. Based on it, we propose a content life cycle, which expresses a status of the content in its life cycle. Content life cycle consists of 3 periods, growth period, maturity period and decline period. Period of content life cycle is judged by slope and determination coefficient of regression line of mean bookmarking interval. We classified some Web contents into 3 periods of content life cycle, and analyzed them. We found that Web contents in growth and maturation periods contain services on the Web and Web pages which are constantly updated. We also found that Web contents in decline period contain unchanged Web contents such as blogs.

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