著者
後藤 章暢
出版者
兵庫医科大学
雑誌
兵庫医科大学医学会雑誌 (ISSN:03857638)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.45-48, 2007-12

21世紀の新しい治療法として期待を集めてきた遺伝子治療法は,難治性疾患の夢の治療法という考え方から,より現実的な治療技術の一つとして発展しつつある.従来の治療法で効果のなかつた疾患に対し,根治はできないまでも,ある程度の治療効果をあげたり,従来の治療法と同等の治療効果をより少ない副作用で実現したりすることは十分可能であると考えられる.泌尿器科癌における遺伝子治療臨床研究は欧米を中心に行われており,米国では泌尿器科癌に対し,現在90以上の遺伝子治療臨床研究プロトコールが進行しているが,本邦では3つの遺伝子治療臨床研究にすぎない.本稿では,私のグループがこれまでに行ってきた,前立腺癌を対象とした遺伝子治療臨床研究の取り組みについて解説した.

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こんな論文どうですか? 遺伝子治療臨床応用への取り組み(兵庫医科大学医学会平成18年度学術講演会要旨)(後藤 章暢),2007 https://t.co/jXpfiNVR18

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