著者
長住 達樹 小松 洋平 堀江 淳
出版者
西九州大学
雑誌
西九州リハビリテーション研究 (ISSN:18825761)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.47-50, 2008

本研究は,IT機器(ライフコーダ)を用いて,特定高齢者介護予防教室(以下,教室)に参加している虚弱高齢者の日常活動量を測定し,教室の影響による身体機能の変化と運動の習慣化について検討した。教室開始10週後には,平均運動強度の全般的な活動量増加が見られ,特に,運動強度の5から7レベルにおいて有意な活動量の増加が認められた(p<0.01)。また,身体機能面では最大歩行速度やTUG,下肢筋力に有意な改善が認められた(p<0.01)。これらのことから,教室開始10週後には,強歩やジョギングなどに相当する運動を習慣化でき,下肢筋力などの体力向上に繋がったと判断できた。その一要因として,定期的な教室以外の環境下でも,IT機器を装着したことによる監視効果があったのではないかと示唆された。

言及状況

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IT機器(ライフコーダ)を活用した介護予防教室の試み [in Japanese] http://ci.nii.ac.jp/naid/110006993766

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