著者
来山 和彦 生岩 量久 巽 行雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.195, pp.81-86, 2008-08-28
参考文献数
9

地上ディジタル放送で固定受信用として用いられている64QAM (Quardrature Amplitude Modulation)信号について,白色ガウス雑音が加わった場合の信号電力対雑音電力比(CNR,Carrier to Noise Ratio)に対するビット誤り率(BER,Bit Error Rate)を示す幾つかのが提案されている.しかしながら,これらの式の精度は十分ではなく,特にCNRが低くなるほど,すなわち,雑音レベルが大きくなるほど実測値と理論値の差が大きくなる課題があった.このため,低CNR時においてもCNRに対するBERの関係を高精度で表すことができる式を導出するとともに評価を行い,CNRが0から30dB(BER=2×10-10に相当)に渡る広範囲において十分な精度が得られることを確認した.

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