著者
深沢 祥代
出版者
文化学園大学
雑誌
文化女子大学紀要. 服装学・造形学研究 (ISSN:13461869)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.95-108, 2009-01

現在,ファッションは人々の生活の中に根づき,短期間で変化する流行と共に,常に新しさが求められるものであり,一つのビジネスとしても確立されている。今日,世界のファッション・ビジネスが大きく発展している背景には,これまで数多くの歴史を築き上げてきたパリ・モードが深く関係している。それは,華々しくファッションが登場した17 世紀以降のフランスの絵画や, 芸術分野からも見て取れる。さらに, 19 世紀のパリでは, 国の主要な産業となっていた仕立業や手工業が目覚ましい発展を遂げ,モードの中心として確立された。この時代には,これまでのオートクチュール産業の他に,既製服産業が登場し,職人の技術向上を目的とした教育の重要性も高まる。そして,モード産業がパリの主要な産業として位置づけられていく中で,多くのデザイナーが登場し,彼らの功績もまた,今日に通じる偉業となっている。また,多様化する現代において,ファッションはアクセサリーや香水など広範囲に及び,それらはモード産業の主力的な部門になっていることから,現状について論述していく。

言及状況

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19世紀初頭ヨーロッパの服装って本当にあれこれあり過ぎて、いまだにどうしたらいいかさっぱり分かっていない私がいます。たとえばパリの状況。あ、合唱の本番衣装の話です。|CiNii 論文 - ファッションとパリのモード産業 https://t.co/F3274uKVsp #CiNii

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編集者: Benichan
2021-03-31 06:11:11 の編集で削除されたか、リンク先が変更された可能性があります。

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