著者
喜屋武 昌健
出版者
沖縄国際大学
雑誌
産業総合研究 (ISSN:13405497)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.67-79, 2008-03

沖縄本島の市町村レベルの分析において、第3次産業と所得水準との間ではやや強い正の相関が見られ、逆に第1次産業ではやや弱い負の相関が見られた。次に、第1次産業と失業率との間ではやや弱い負の相関が見られ、逆に第3次産業では非常に弱い正の相関が見られた。つまり、第1次産業の割合の大きい地域では所得水準は低いが失業率も低く(失業者が少なく)、第3次産業の割合の大きい地域では所得水準は高いが失業率も高い(失業者が多い)傾向があるという知見が得られた。

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