著者
田川 憲二郎
出版者
神田外語大学
雑誌
Scientific approaches to language (ISSN:13473026)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.269-288, 2008-03

英語を苦手とする日本人大学生の多くが、主語と定形一般動詞の間に本来不要な定形be動詞を挿入するという過ちを犯す。本稿では、筆者の推測の域を出ないが、その原因として彼らが中学校教科書を通じて初めて英語に接する際、定形be動詞を日本語の「は」や「が」に相当する助詞であると誤認している可能性があると考え、現行の中学校英語教科書の定形be動詞と一般動詞の導入の仕方を概観し、その解消へ向けての方策を検討する。小学校高学年からの英語の導入を3年後(2011年度)に控え、初学時の導入方法と英語力、英語の誤用との関係についての注意深い研究がなされるべきと考える。本稿は、そうした試みのケース・スタディである。

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中学校で一番最初に習う「I am Aki」が英語を苦手にさせるという論文。たしかになと思うところが多かった。 https://t.co/eIKrNSg95n
この論文読みたいけどケータイから読めず(>_<)この点について、学校文法と山田文法と学校英文法に絡めて以前mixiに書いたことがあるけど、こういうのは参照してなかったのだ。 RT @sannseki: http://ci.nii.ac.jp/naid/110007040641
こんな論文もあるよ! http://ci.nii.ac.jp/naid/110007040641

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