著者
比嘉 昭子
出版者
放送大学
雑誌
MME研究ノート : multi media education (ISSN:02891220)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.67-85, 1986-03

最近(昭和60年10月)遺伝子操作で作られたインシュリン(タンパク質で,糖の代謝を調節するホルモン)の使用が許可されたことが報道された。このように第一章で概観した遺伝子操作(遺伝子工学又はバイオテクノロジーとも言う。)の一部は,既に実用化されている。遺伝子操作に必要なことは,第一に目的の遺伝子を取り出して自己増殖できるようにし,第二にそれを適当な細胞(宿主)に入れて増やすことである。こうして増やした遺伝子を再び取り出してその構造を調べたり,細胞の中でその遺伝子の産物を生産させて実用に供する。ここでは第一の技術について述べる。

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こんな論文どうですか? 第四章 組換えDNA分子の作製(高専用教材『生物』カレッジテキスト)(比嘉昭子),1986 http://id.CiNii.jp/dhvGL

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