著者
内田 杉彦
出版者
明倫短期大学
雑誌
明倫歯科保健技工学雑誌 (ISSN:13440373)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.45-52, 2008-03

古代エジプトの王妃は,王の妻であり母であるとされた女神ハトホルの役割を地上で演じ,王の持つ上下エジプトの女神の性格を分与されて王権を補完する役割を果たした.王妃はときに若年の王の摂政となり,男子による王位継承が困難な場合には女王となったが,王権の伸張や時代の趨勢に応じて王妃の権威は強まった.変則的な存在と言える第18王朝の女王ハトシェプストも,古代エジプトの王妃と王権との密接な関係の延長線上に位置すると言えるだろう.

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こんな論文どうですか? 古代エジプトの王妃と女王(第3回公開講座,2007年度明倫短期大学公開講座)(内田 杉彦),2008 https://t.co/07Rf23HoLA
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