著者
山内 淳
出版者
日本大学
雑誌
日本大学芸術学部紀要 (ISSN:03855910)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.79-92, 2005

16世紀初頭、イタリア全土はヨーロッパの強国の利益が複雑に絡み合い、混乱の極みにあった。フランスも、シャルル8世からルイ12世に治世が移ったとはいえ、イタリアへの干渉を継続していた。だが次第にフランスは、他の国々と敵対するようになり、孤立を深めていった。王妃アンヌは、教皇との争いを避けるための外交努力に心血を注いだが、その過程で帰らぬ人となった。夫のルイも、あとを追うようにして亡くなり、フランソワ1世の時代となる。アンヌの悲願だったブルターニュ公国の独立は、もはや望むべくもなく、1532年、最終的にフランス王国に併合される。本編は、アンヌ・ド・ブルターニュ研究の最終章である。

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こんな論文どうですか? アンヌ・ド・ブルターニュ : フランス王国と共に(山内 淳),2005 https://t.co/RJCVcveaIs 16世紀初頭、イタリア全土はヨーロッパの強…
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