著者
山内 淳
出版者
日本大学
雑誌
日本大学芸術学部紀要 (ISSN:03855910)
巻号頁・発行日
no.29, pp.57-66, 1999

本論はフランスを中心として存在する黒い聖母子像の起源を、古代オリエントやケルトの女神たちとの比較の中で考察しようとするものである。今回はその前半部分である。
著者
Baym Gordon 三宅 和正 山内 淳 上羽 牧夫 高木 春男 白田 理一郎 馬場 久也
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.113-126, 1979-12-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
酒井 佳奈紀 宇津 貴 近森 康宏 難波 倫子 原田 環 竹治 正展 高原 健 山内 淳
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.38, no.12, pp.1793-1797, 2005-12-28 (Released:2010-03-16)
参考文献数
11
被引用文献数
2 1 2

症例1は保存期腎不全で通院中の68歳の男性. 2005年2月, 左膝の疼痛, 腫脹のため, スリンダクの内服を開始した. スリンダク開始10日後より, 食欲低下, 全身倦怠感が出現. 全身倦怠感が強く, 腹痛, 嘔吐を伴ったため当科紹介. 腎不全の進行, アシドーシス, 高カリウム血症を認め, 直ちに血液透析を施行した. 血液透析中より腹痛が増強, 透析後の腹部CTにてfree airを認めたため, 緊急開腹手術を行い, 回腸末端より120cm口側に穿孔を伴った小腸潰瘍を認めた.症例2は72歳の男性. 2004年10月, 急性心筋梗塞を契機に血液透析に導入され, 近医で維持血液透析を行っていた. 2005年1月末より両下肢の安静時疼痛のため, ロキソプロフェンを内服していた. ロキソプロフェン開始5日後, 突然腹痛が出現し持続し, 近医でイレウスと診断され, 当院に緊急受診した. 腹部全体の圧痛, 筋性防御, Blumberg徴候, 炎症反応の上昇より, 消化管穿孔を疑い腹部CT施行. 肝前面に少量のfree airを認めた. 保存的治療に反応しないため, 翌日開腹術施行. トライツ靱帯より40cm肛門側の空腸に, 径8mmの穿孔を認めた.近年, 非ステロイド性抗炎症薬の使用者に小腸潰瘍が多発することが明らかにされてきた. 腎不全患者は, さまざまな合併症による疼痛を訴えることが多いが, 安易な非ステロイド性抗炎症薬の使用を慎むとともに, 非ステロイド性抗炎症薬の投与中に貧血低アルブミン血症, 腹痛などを生じた場合, 小腸の潰瘍や穿孔も考慮する必要がある.
著者
池田 知也 山内 淳一郎
出版者
日本腹部救急医学会
雑誌
日本腹部救急医学会雑誌 (ISSN:13402242)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.471-473, 2017-03-31 (Released:2017-07-22)
参考文献数
7

25歳,妊娠6ヵ月の妊婦。腹部への銃撃を受け来院。搬入時,意識清明で,血圧120/60mmHg,脈拍140/minであった。心窩部に射入口と大網の脱出,左季肋下に射出口と小腸の脱出を認めた。腹部は膨隆し,広範に圧痛を認めた。腹壁下に児頭を触知し,胎児超音波検査で,胎児心拍は停止していた。腹部銃創による,子宮破裂の診断で,緊急開腹手術を行った。腹腔内には出血と子宮から脱出し死産となった胎児を認めた。腹腔内を検索すると,空腸損傷と子宮底部に完全子宮破裂が同定された。子宮の収縮は良好で,活動性の出血はなかった。小腸部分切除術と子宮破裂部の縫合閉鎖を行った。術後は順調に経過し,第7病日に退院となった。
著者
山内 淳
出版者
日本大学
雑誌
日本大学芸術学部紀要 (ISSN:03855910)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.79-92, 2005

16世紀初頭、イタリア全土はヨーロッパの強国の利益が複雑に絡み合い、混乱の極みにあった。フランスも、シャルル8世からルイ12世に治世が移ったとはいえ、イタリアへの干渉を継続していた。だが次第にフランスは、他の国々と敵対するようになり、孤立を深めていった。王妃アンヌは、教皇との争いを避けるための外交努力に心血を注いだが、その過程で帰らぬ人となった。夫のルイも、あとを追うようにして亡くなり、フランソワ1世の時代となる。アンヌの悲願だったブルターニュ公国の独立は、もはや望むべくもなく、1532年、最終的にフランス王国に併合される。本編は、アンヌ・ド・ブルターニュ研究の最終章である。
著者
Baym Gordon 市ノ瀬 慎一 佐藤 紘為 村井 忠之 山内 淳 岩淵 修一 馬場 久也 黒田 義治
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.245-268, 1980-06-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
Baym Gordon 上羽 牧夫 高木 春男 白田 理一郎 山内 淳 田中 一尚 松井 哲男
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.33, no.6, pp.265-280, 1980-03-20

きょうはπ凝縮の一般的問題について少し詳しく話す。π凝縮は中性子星の物理だけでなく,重イオン衝突の際にも重要な問題だし,通常の原子核にも関係があるかも知れない。中性子星のつくられる超新星爆発の機構にも重要である。
著者
高原 健 難波 倫子 高橋 篤史 畑中 雅喜 山本 毅士 竹治 正展 山内 淳
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.41, no.6, pp.371-376, 2008-06-28
参考文献数
16
被引用文献数
1

【目的】抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎におけるびまん性肺出血合併例の予後は一般的に不良である.強力な免疫抑制療法が推奨されているが,感染症による死亡が多くみられることから,免疫抑制の程度についてはなお明確な基準はない.肺出血合併ANCA関連血管炎に対し,免疫抑制薬を使用することなく,ステロイド治療に血漿交換(PE)を併用し,その有用性について検討した.【方法】過去10年間に当院で経験したMPO-ANCA型急速進行性腎炎22例中,肺出血を合併した7例(男性2例)を対象とした.全例にPEを施行し,肺出血が改善するまで継続した.全例にステロイドパルスおよび後療法としてステロイド内服治療を行った.【結果】平均年齢は72±9歳,入院時MPO-ANCA titer 569±581EU,血清Cr 5.7±3.3mg/dL,観察期間は34±22か月であった.肺出血の初期症状として全例に血痰があり,低酸素血症を伴う強い呼吸困難,急激な貧血の進行,胸部CTにてびまん性間質影を認めた.3例に人工呼吸管理を要した.血痰出現から血漿交換開始までの期間は2.9±2.0日,平均3.5±1.3回のPEを行った.肺出血は全例治癒し,退院時に人工呼吸や酸素吸入を要する例はなかった.入院時全例に腎機能障害を認め,腎生検を施行した2例はpauci-immune半月体形成性腎炎で,5例が透析を必要とした.そのうち3例は維持透析に移行したが,ほかの例では腎機能の改善を認めた.重篤な感染症は認めず,16か月後に誤嚥性肺炎で失った1例を除き全例生存中である.【まとめ】肺出血合併ANCA関連血管炎は予後不良とされているが,早期診断の上,PEとステロイドの併用療法により予後を改善させ得ると考えられる.
著者
穐山 浩 五十鈴川 和人 張替 直輝 渡邊 裕子 飯島 賢 山川 宏人 水口 岳人 吉川 礼次 山本 美保 佐藤 秀隆 渡井 正俊 荒川 史博 小笠原 健 西原 理久香 加藤 久 山内 淳 高畑 能久 森松 文毅 豆越 慎一 村岡 嗣朗 本庄 勉 渡邉 敬浩 坂田 こずえ 今村 知明 豊田 正武 松田 りえ子 米谷 民雄
出版者
[日本食品衛生学会]
雑誌
食品衛生学雑誌 = Journal of the Food Hygienics Society of Japan (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.120-127, 2004-06-25
参考文献数
16
被引用文献数
2 10

特定原材料である牛乳タンパク質測定のELISA法の確立のために10機関による検証評価試験を行った.カゼイン,β-ラクトグロブリンおよび牛乳タンパク質を測定する3種類のELISA法とも同時再現性はおおむねCV値10%以下と良好であった.10機関で牛乳標準溶液を添加した5食品の各食品抽出液を分析した際の平均回収率は,3種類のELISA法とも数種類の食品抽出液を除きおおむね40%以上であった.しかしカゼインキットでは,回収率が極端に低いソースの抽出液の場合,抽出液のpHを中性に調整した後に測定すると回収率が改善された.また牛乳エライザキットでは,クッキー,シリアル,パスタソースの抽出液において,回収率が低かったが,プレート上の抗体量を増加させることにより改善された.3種類のELISA法の検出限界は,測定溶液の濃度で1 ng/mLであった.
著者
山内 淳
出版者
日本大学
雑誌
日本大学芸術学部紀要 (ISSN:03855910)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.69-78, 2000-07-15

マグダラのマリアは、キリスト教の数多い聖人の中でも、とくにその名を知られている。彼女に捧げられた教会は各地に見られるが、とりわけフランスのプロヴァンス地方は、中世以来最大の巡礼地となっている。本論は、この聖女への信仰がいかにしてこの地に根づいたのかということから出発し、また女性とは一線を画してきたはずのキリスト教の中で、聖母マリアとともにマグダラのマリアが何故に特別の位置にあるのかを、『聖書』あるいは古代宗教との関連を通して考察しようとするものである。今回はその前半部となる。
著者
山内 淳
出版者
日本大学
雑誌
日本大学芸術学部紀要 (ISSN:03855910)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.A87-A100, 2004-07-30

シャルル8世のイタリア遠征は、当初の思惑どおりに事は運ばなかった。だが王侯貴族たちが、円熟期のルネサンス文化に直接触れたことの意味は大きかった。フランスのルネサンスは、実にこの時期から開花していくのである。一方、シャルル8世は不慮の事故で他界し、若くして未亡人となったアンヌ・ド・ブルターニュは、新国王ルイ12世から結婚を申し込まれる。こうしてアンヌは、二度目のフランス王妃となり、宮廷で大きな力を持つようになる。本論は、これまでに発表したアンヌ・ド・ブルターニュについての考察の続きである。
著者
山内 淳
出版者
公益社団法人 日本表面科学会
雑誌
表面科学 (ISSN:03885321)
巻号頁・発行日
vol.28, no.3, pp.135-143, 2007-03-10 (Released:2007-04-23)
参考文献数
14
被引用文献数
1

Not only limited to the first-principles calculation, but also for all simulations using computers, it must be pointed out that the output results could be calculated even from the wrong input data or/and unphysical models. Therefore it is necessary to check the calculated results carefully. In this paper, the sampled k-point, cutoff energy, and pseudopotentials are briefly explained to understand the calculational conditions systematically. Then calculated examples are shown for some typical models.
著者
小島 克則 門磨 義則 山内 淳一
出版者
一般社団法人日本歯科理工学会
雑誌
歯科材料・器械 (ISSN:02865858)
巻号頁・発行日
vol.16, no.4, pp.316-321, 1997-07-25
被引用文献数
9

アセトンに6-〔N-(ビニルベンジル)プロピルアミノ〕-1, 3, 5-トリアジン-2, 4-ジチオン(VBATDT)を単独あるいは10-メタクリロイルオキシデシルジハイドロジェンホスフェート(MDP)とともに溶解させた歯科用金属接着性プライマーを試作した.試作プライマーで表面処理した金属にコンポジット系レジンセメントのパナビア21を接着させ, 接着強さを調べた.その結果, VBATDT単独よりMDPと併用することにより貴金属のAg, Pt, Pdや卑金属のCr, Tiでは接着増強効果が認められた.VBATDTとMDPを併用したプライマーを塗布し, 乾燥させる処理では, MDP濃度が1.0wt%の場合, VBATDT濃度が5.0wt%よりも0.1または0.5wt%の方が高い接着強さが得られた.さらに, VBATDTを0.5wt%としてMDP濃度を変化させた結果からは, 好ましいMDP濃度は0.2〜0.5wt%程度であることが示唆された.
著者
山内 淳
出版者
日本大学
雑誌
日本大学芸術学部紀要 (ISSN:03855910)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.25-36, 2005

ルイ12世は、前王シャルル8世と同様、イタリア遠征に執念を燃やした。だが当時のイタリアは、ヨーロッパ強国による利権争奪の地となっており、混沌とした状況が続いていた。一方、フランス国内では、国王夫妻の長女クロードの結婚問題が浮上していた。宮廷の大方は、王位継承第一位のフランソワ・ダングレームとの縁談を望んでいたが、ブルターニュ公国の再度の自治権確立を目指す王妃アンヌは、神聖ローマ帝国の後継者との縁組を画策していた。フランス国王夫妻は、娘の結婚問題で対立することになる。本論は、ブルターニュ公国の女公爵アンヌ・ド・ブルターニュについての考察の続きである。
著者
大串 隆之 高林 純示 山内 淳 石原 道博
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2003 (Released:2003-04-01)

植物-植食性昆虫-捕食者からなる多栄養段階のシステムを対象にして、フィードバック・ループの生成メカニズムとしての植物-植食者相互作用の重要性を実証し、その高次栄養段階に与える影響とメカニズムの生態学的・化学的・分子生物学的基盤を明らかにした。さらに、植食者の被食に対する植物の防衛戦略とその結果生じる間接効果についての理論も発展させた。これまでの3年間の総括を行い、間接効果と非栄養関係を従来の食物網構造に組み込んだ新たな「間接相互作用網」の考え方を提唱した(Annual Review of Ecology, Evolution, and Systematics 36:81-105)。さらに、「間接相互作用網」の生態学的意義とその概念の適用について世界に先駆けて単行本の編集を行った(Ohgushi, T., Craig, T. & Price, P.W. 2006. Ecological Communities : Plant Mediation in Indirect Interaction Webs, Cambridge Univ. Press)。本プロジェクトの成果の多くは、すでに国際誌に公表されている(研究発表リストを参照)。これらの成果に基づいて、植物の形質を介した間接効果が植物上の昆虫群集における相互作用と種の多様性を生み出している重要なメカニズムであることを指摘し、間接相互作用網に基づく生物群集の理解のための新たなアプローチを確立した。このように、本プロジェクトは陸域生態系の栄養段階を通したフィードバック・ループの実態解明と理論の確立に大きな貢献を成し遂げた。