著者
佐々木 良一
出版者
公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会
雑誌
オペレーションズ・リサーチ : 経営の科学 (ISSN:00303674)
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.155-160, 2009-03-01
被引用文献数
2 2

近年,利用が増大しつつあるデジタル署名は,電子の世界のはんこの機能を実現するものであり,その安全性は公開鍵暗号の安全性に依存している.したがって,公開鍵暗号が危殆化した場合のデジタル署名ならびに署名付文書への影響とその対策を検討せざるを得ない.そこで,公開鍵暗号の危殆化が近く生じることが明確になった場合に,既存の署名付き文書に関連した各種対策の最適な組合せを対策費用とリスク低減効果のバランスを考慮しつつ求める評価方法を開発した.さらにその方法を適用し,ある想定した状況における最適な対策案の組合せを求めたので,その適用結果を報告する.

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こんな論文どうですか? 公開鍵暗号危殆化対策のためのリスク評価(<特集>意外と身近な存在,情報化社会の暗号技術)(佐々木 良一),2009 http://t.co/QtZX8G5tGo

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