- 著者
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中島 直也
福田 友紀子
梁 広石
饗庭 三代治
津田 裕士
- 出版者
- 順天堂大学
- 雑誌
- 順天堂医学 (ISSN:00226769)
- 巻号頁・発行日
- vol.53, no.2, pp.302-305, 2007-06
リウマチ因子陰性の多発関節痛を訴える高齢者を診療する際に, RS3PE症候群Remitting Seronegative Symmetrical Synovitis with Pitting Edema Syndromeは鑑別すべき疾患の1つである.当該症候群と診断した4例について,診断・治療における留意点を指摘した.何れの症例も高齢者(76〜85歳)であり,突然の発症,対称性多発関節炎,両側手背足背のpitting edema,およびリウマチ因子陰性が共通した所見であった.プレドニゾロンの投与が著効を示したが,その減量は注意深く行う必要性があると判断された.