著者
光藤 雄一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.17, pp.91-97, 2009-02-25

本稿では、照明光を利用した屋内でのユーザの誘導方式を提案する。一般にナビゲーションと言えば、GPS などの位置測定システムを使用したものを指し、主に屋外で使用されている。屋内でも無線 LAN などを使用した測位システムの研究が進められ、実用化されているシステムもあるが、ユーザの位置の算定の為に複雑な計算を行う必要がある。そこで本稿では、照明光による情報配信システムを利用してユーザにナビゲーション情報を提供し、屋内の希望の場所まで誘導するシステムを提案する。照明光を情報通信に使用する技術は既に提案されているので、ユーザを照明光によって提供される局所的な情報を元に建物内の任意の場所まで誘導する方法や、ユーザの方向を検知して適切な進路情報を与えるための受信器などを提案し、有向グラフおよび光学モデルを使用して誘導システムとしての動作を検証する。In this paper, we introduce a techniques for indoor navigation system using optical communication system. GPS system is a popular positioning system for user's navigation, but difficult to use indoor user. However, we often face a scenes that require the assists of indoor navigation system in large terminal station, modern-style buildings, and large scale subway stations. We try to solve this problem by broadcasting navigation data with, modulated illumination lights. In this paper, we introduce the mothods to navigate a user in a building, and how to detect a user's direction by using modulated illumination lights.

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