著者
小室 信喜 六田 智之 待井 一樹 白石 剛大 上田 裕巳 河西 宏之 坪井 利憲
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.455, pp.95-100, 2009-02-23

センサなどを利用して人や物,環境に関する情報を認識するシステムが期待されており,人や物の位置検出は必須技術の一つであるといえる.屋内における位置推定法として,UHF帯RFID(Radio Frequency IDentification)を用いる方法を検討し,シミュレーションによる評価を行う.しかしながら,アンテナの指向性,反射,減衰などの影響により,遠方のタグが読まれたり直近のタグが読まれなかったりする場合があるため,実験による検討は困難である.また,実験室だけではなく鉄骨造のマンションや木造家屋での検討を行う必要があるが,実験による検討は困難であるためシミュレーションによって検討する必要がある.そこで,本稿では,屋内におけるUHF帯パッシブ型RFIDタグの読み取りパターンを求めるシミュレーション方法を示した.特に,人体の影響を考慮したシミュレーションを行った.その結果,レイトレースシミュレーションを用いて,遠方のタグを読み取ったりする現象を再現でき,反射波,人体はタグの読み取りに大きい影響をあたえることを示した.

言及状況

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こんな論文どうですか? UHF帯RFIDを用いる屋内位置推定における人体の影響を考慮したシミュレーション(ネットワークプロセッサ,通信のための信号処理,無線LAN/,2009 http://ci.nii.ac.jp/naid/110007327774

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