著者
小美濃 幸司 舟津 浩二
出版者
日本信頼性学会
雑誌
日本信頼性学会誌 信頼性 (ISSN:09192697)
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, pp.283-286, 2009

従来,鉄道は安全対策として,絶対に事故を起こさないための技術開発を進めてきたが,近年,万一の事故時にも人的被害を最小化するための研究開発,特に鉄道車両の衝突安全性にも関心が高まっている.鉄道車両の衝突安全性を検討するにあたり,車両自体の挙動と乗客・乗務員の衝撃挙動の両面を考慮に入れる必要がある.鉄道車両(特に車体の構造)については,衝突エネルギー吸収による衝撃の緩和と,生存空間確保の両立が課題となる.一方,乗客・乗務員の衝撃挙動については,車内設備や他の乗客等との衝突による傷害を防ぐことが課題となる.これらの課題解決のため,車体構造については破壊試験とコンピューターシミュレーション,乗客の挙動についてはダミー人形の衝撃試験とコンピューターシミュレーションを活用している.実験結果とシミュレーション結果は,相互に比較・検証されている.今後の安全性評価では,車体構造と乗客を連携させた衝撃挙動解析も重要になっていくと考えられる.

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こんな論文どうですか? 鉄道車両の衝突安全性に関するシミュレーション(<特集>シミュレーションと信頼性)(小美濃 幸司ほか),2009 https://t.co/oew6yxccnN 従来,鉄道は安全対策として,絶対に事故を起こさないための技術開発…
こんな論文どうですか? 鉄道車両の衝突安全性に関するシミュレーション(<特集>シミュレーションと信頼性)(小美濃 幸司ほか),2009 https://t.co/oew6ywV9lN 従来,鉄道は安全対策として,絶対に事故を起こさないための技術開発…

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