著者
伊藤 良子
出版者
京都市立看護短期大学
雑誌
京都市立看護短期大学紀要 (ISSN:02861097)
巻号頁・発行日
no.34, pp.83-89, 2009

新生児期実習での看護学生の沐浴実施学習での体験の内容を分析することを目的に,A 看護短期大学3 回生16 名の自由記述式課題の内容を,KJ 法を用いて質的帰納的に分析した.その結果,沐浴実施実習については《不安》《支え》《学びと達成感》の3 カテゴリーが抽出され,不安と緊張の中で沐浴実施を行い,児の気持ち良さそうな様子やナースの助言に支えられて沐浴実施を全うし,達成感と学びを得ているという学生の学びのプロセスが明らかになった.ここから沐浴実施実習においては,学生の緊張や不安が高いこと,ナースの助言と,児に気持ちの良い事ができているという点に,学生の意識を向かわせるような教育的配慮が重要なこと,それによって学生が高い達成感を得られることが示唆された

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