著者
吉岡 伸也 木下 修一
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.64, no.8, pp.619-623, 2009-08-05

タマムシを始めとして,昆虫や鳥など多くの生物が輝きのある鮮やかな色を持っている.これらの色は構造色と呼ばれ,自然界のフォトニック材料とでも呼ぶべき微細な構造体にその起源がある.近年のフォトニクス研究の高まりに呼応するように,生物の構造色は再び注目を集め,微細構造が示す光学特性はもちろんのこと,波長よりもはるかに大きい構造や視覚との対応をも利用した,総合的な発色の仕組みが明らかになりつつある.

言及状況

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世界一美しいといわれるニシキオオツバメガの色は湾曲した鱗粉による光干渉、ドバトの首の色は小羽枝外皮の薄膜による光干渉。赤・青が強くなる角度では首が紫に、弱くなる角度では3原色の残りの緑に見える。「昆虫や鳥の構造色とその多彩な光学効果」 http://t.co/aCZlxQhc

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編集者: Strangesnow
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