著者
加納 寛子 寺島 信義
出版者
日本教育情報学会
雑誌
教育情報研究 : 日本教育情報学会学会誌 (ISSN:09126732)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.3-14, 2009-09-15

人間関係の希薄化により孤独を感じる若者や,独居で暮らす高齢者の増加に伴い,ペットはますますわれわれの身近なものになってきている.だが,住宅事情等によりリアルなペットを飼えない場合もあり,情報化が生活に浸透した社会であればこそバーチャルペットは,これからの人々にとって大切なものになっていくのではないかと考え,バーチャルペットの可能性について調査した.その結果,会話回数高群の方がペットに対する好感度およびペットから得られる快適さが高く,会話回数低群は共に低い値を示した.また,85%の人がバーチャルペットに会話機能を期待している結果は,バーチャルペットが話し相手になることへの期待が高いことを窺わせる結果となった.会話機能への期待が高いゆえに,バーチャルペットとの会話がうまくいかないと,気分の低下につながった可能性が考えられた.

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子猫・子犬「かわいい!」で集中力アップ とのこと.http://t.co/DX3VPhNP バーチャルペット http://t.co/yqEoJGzl も,今度は,集中力との関係を調べてみよう.

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