- 著者
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山本 秀男
吉川 厚
- 出版者
- 一般社団法人国際P2M学会
- 雑誌
- 国際プロジェクト・プログラムマネジメント学会誌
- 巻号頁・発行日
- vol.3, no.1, pp.73-81, 2008-12-26
ナラティブアプローチとマンガ技法を組み合わせた教材を用いて、実務家(本学会会員)を対象に研修を行ったところ、高い満足度が得られた。参与観察により、研修のフェーズによってグループ討論の牽引者が異なることがわかった。また、課題解決の判断材料が主に背景情報と登場人物の表情であること、判断基準は受講者の過去の体験に依存することが定性的に確認できた。受講者の想像力を引き出し、研修効果を高めるためには、複数のシナリオが矛盾なく存在する物語の設計と現実感のある描画技法が重要である。