著者
弓場 美裕
出版者
一般社団法人日本応用数理学会
雑誌
応用数理 (ISSN:09172270)
巻号頁・発行日
vol.10, no.4, pp.326-330, 2000-12-15

すったもんだの挙げ句,やっとのことで年金改正法が成立した.厚生省内にプロジェクトが設置されたのは1996年の夏のことであるから,4年近くかかったことになる.1999年3月に自民党の了解を得るも,思わぬ紆余曲折があり,与党案として国会提出となったのは同年7月,そして改正法が成立したのは,なんと2000年3月という案配であった.それだけの大改正であった.厚生年金の改正スローガンは「将来の保険料負担を年収の2割程度に抑えるため,制度内容を見直す.」というものである.本稿では,まず公的年金の制度運営における数理の役割を説明し,続いて,改正案の数理的な観点からの位置付けをご紹介する.

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こんな論文どうですか? 公的年金における数理(10周年記念フォーラム,<特集>10周年記念)(弓場 美裕),2000 https://t.co/hUSHg5hMr9
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