著者
長谷川 誠 松井 丈夫 森田 恭平 石田 宏司
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育学会年会物理教育研究大会予稿集
巻号頁・発行日
no.22, pp.130-131, 2005-08-06
被引用文献数
1

光の分光、各色光の波長の簡易計算、さらにはCDやDVDのトラック間隔の計算を簡単に行うことができる理科実験プログラムを紹介する。1000本/mmのスリットが設けられた透過型回折格子フィルムに懐中電灯の光をあてて、透過光をスクリーン上で分光させる。このとき、スクリーン上での光の中心からある色までの距離、ならびに回折格子フィルムからそのスクリーン上のその色までの距離を測定すれば、その色の光の波長を簡単な乗除計算で求めることができる。さらに、CDまたはDVDから透明なディスク片を作成し、これを回折格子の代用として懐中電灯の光を分光させた状態では、上記の波長の値を用いて、CDやDVDのトラック間隔(回折格子の格子ピッチに相当する)を簡単に計算することができる。この実験内容は、小・中学生向けの理科実験講座などで実際に演示しているが、特に困難も無く波長の計算を行ってもらっている。

言及状況

Twitter (1 users, 2 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? P8 透過型回折格子フィルムを用いた分光と光の波長の簡易計算実験(大会テーマ「科学と社会のコミュニケーション」)(長谷川 誠ほか),2005 http://id.CiNii.jp/fUSLL
こんな論文どうですか? P8 透過型回折格子フィルムを用いた分光と光の波長の簡易計算実験(大会テーマ「科学と社会のコミュニケーション」)(長谷川 誠ほか),2005 http://id.CiNii.jp/fUSLL

収集済み URL リスト