著者
西尾 祥子
出版者
情報文化学会
雑誌
情報文化学会誌 (ISSN:13406531)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.86-92, 2009-09-15
被引用文献数
1

本論文は,巨大なイベントへの新しい関与形態として近年登場したパブリック・ビューイングについて,ドイツを中心に行われている先行研究の検討と,日本における映像メディア史のマクロ的な観点からの考察を通して,その構成要素を解明することを目的としている。パブリック・ビューイングはこれからますます注目される視聴形態の一つである。映像メディアを「イベント再イベント化」する装置として捉えた上で,筆者は,パブリック・ビューイングを,コンテンツの予測不可能性の高さ,場所の脱個人性の高さ,オーディエンスの匿名性の高さという三要素から成り立つと考える。

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こんな論文どうですか? パブリック・ビューイングを構成するものは何か : コンテンツ,場所性,オーディエンス(西尾 祥子),2009 http://t.co/n1NHrivmkJ
こんな論文どうですか? パブリック・ビューイングを構成するものは何か : コンテンツ,場所性,オーディエンス(西尾 祥子),2009 http://t.co/n1NHrivmkJ

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