著者
中丸 茂
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤大学心理学論集 : KARP (ISSN:13493728)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.21-25, 2003

研究は,言語メッセージ,および,それに付加した非言語メッセージ(?,!)"の有無"繰り返しが,メッセージの感情度,評価度,信頼度に及ぼす影響を検討する。被調査者は,K大学,およびM大学で心理学(一般教養)を受講している学生,200名(男性115名,女性85名),平均年齢18.9歳(18〜26歳)であった。調査項目は,インターネット・メール・携帯電話関係の質問を3項目として,そして,言語メッセージと非言語メッセージの組み合わせからなりそう(「うそ」「うそ?」「うそ???」など)の感情度,評価度,信頼度について7段階評定尺度法によって選定した。単語の単純な繰り返しでは,単純に感情度,評価度,信頼度ともに低下するという結果が得られているが,結果,の論文の図形刺激の同様,「なし」,「?」,「???」,もしくは,「なし」,「!」,「!!!」,の順で感情度,評価度,信頼度ともに逆U字型の関係が見られた。今後の課題として繰り返し回数の影響の詳細な検討と独立変数が「情報量」なのか,「繰り返し回数」なのかについて検討する必要があるだろう。

言及状況

Twitter (2 users, 2 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 単語の繰り返しが文章の信頼度に及ぼす影響(3)(中丸 茂),2003 http://t.co/DWpWpNfQt5 研究は,言語メッセージ,および,それに付加した非…

収集済み URL リスト