著者
江原 美恵子
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.297, pp.7-11, 2009-11-14

日本語学習において、しばしば話題にされるコミュニケーション能力の育成とはどのような環境でなされるものなのだろうか。例えばプロジェクトワークは、その能力育成に貢献できる科目のひとつとされているが、コミュニケーション能力がどのように伸びたのかを実証するデータを提示することは難しく、それを証明するような報告をすることも難しいだろう。本稿では、授業実践自体をコミュニケーションの「場」と捉え、「場」が生成される、また「場」で起こりうる授業参加者の「共鳴」「協働」「共創」について分析・考察を行った。その結果、「場」の生成には条件があり、同様に共鳴、協働、共創が生まれるにも条件があるのではないか、また日本語は、知識として与えられるということではなく、場における自己表現のために一回性の場での創出知として学ばれていくのではないかということが分かった。

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