著者
福森 雅史
出版者
太成学院大学
雑誌
太成学院大学紀要 (ISSN:13490966)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.195-216, 2009-03

「開」概念表示語である日本語動詞アケルとヒラクに注目し,各々の多義構造を解明することを目的とする。その際,「図地分化」([英語]Figure-Ground Segregation/[西語]segregacion de Figura y Fondo)の認識という概念的見地に立脚して観察することによって,各々の共通点や相違点などの概念的関係をも明らかにする。また,英語やスペイン語の例を挙げることによって,「図地分化」の認識が自身の生身の肉体や知覚器官を通して繰り返し経験することで獲得した経験である「人間の本性の産物」であることを実証する。さらには,同じ「開」概念表示語である英語動詞openおよびスペイン語動詞abrirにも論旨は及ぶ。

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編集者: X-enon147
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