- 著者
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川口 雄一
- 出版者
- 天使大学
- 雑誌
- 天使大学紀要 (ISSN:13464388)
- 巻号頁・発行日
- vol.9, pp.113-120, 2009-06-30
電子メールの安全性対策として、アンチスパム、アンチウィルスはたいへん重要である。利用者個々のコンピュータにアンチウィルスが導入されることが常識となりつつあるように思われるが、同じく著者の感覚として、すべての利用者において、セキュリティ意識がアンチウィルス導入に肯定的となっているわけでもない。本稿ではこのような背景のもと、電子メール管理コンピュータ上にアンチウィルスとアンチスパムを構築することは安全性対策として有効であると考え、オープンソースソフトウェアを利用して具体的に構築する手順につい述べる。構築にあたっては、解説文書にほぼそのまま従うことで何も問題はなかった。構築試験の結果、アンチウィルスとアンチスパムはうまく動いていることがわかった。