著者
種田 明
出版者
静岡文化芸術大学
雑誌
静岡文化芸術大学研究紀要 (ISSN:13464744)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.117-124, 2009

本研究は2008年欧州文化首都リバプールを分析の対象にしている。中世の小さな漁村は、18世紀第一四半期から19世紀初頭まで「(いわゆる奴隷)三角貿易」の中心の港として繁栄した。奴隷貿易廃止(1807年)以後は、南北アメリカ・オーストラリアおよびその近隣やその他への海外移民の送出港として、ある研究者によると900万人(かそれ以上)のヨーロッパの人びとを見送ってきた。 こうした「負の遺産」にもかかわらず、2004年にはユネスコ世界遺産リストに登録され、2008年には欧州文化首都に選定されている。 (文化政策研究科長研究費08調査研究報告/種田担当分)

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編集者: Sumaru
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