著者
岩崎 邦彦
出版者
静岡県立大学
雑誌
経営と情報 : 静岡県立大学・経営情報学部/学報 (ISSN:09188215)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.19-30, 2010-03

今日、消費者のリーフ緑茶に対する需要が低迷し、多くの茶生産者、茶卸売業、茶小売業は停滞もしくは衰退の業況にある。とくに、全国一の茶産地である静岡の茶業界は、厳しい状況にある。茶産地静岡の活力維持のためには、従来の発想にとらわれない戦略的展開が不可欠になっている。そこで本研究では、従来の"静岡の緑茶を売る"という発想から、"緑茶のある静岡を売る"、すなわち、地域をマーケティングするという発想に転換し、緑茶とツーリズムとの融合による茶産地静岡のイノベーションの方向性を検討した。消費者に対する質問紙調査から得られたデータを用いて、緑茶とツーリズムを融合した茶産地マーケティングの方向性を分析した結果、"リラックス型の緑茶ツーリズム"の構築等の有効性が示唆された。緑茶にかかわるツーリズムが定着すれば、消費者の緑茶への愛着向上、茶産地のブランドイメージ向上等によって、緑茶の需要増加、茶産地の活性化が期待できる。

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