著者
川口 清泰 川口 清泰
出版者
山梨英和学院 山梨英和大学
雑誌
山梨英和大学紀要 (ISSN:1348575X)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.95-103, 2009

以下は、ハーリー・グランヴィル・バーカー著『シェイクスピア劇への序文』第3巻『ハムレット』(1937年出版)のなかの、3つの項目「ハムレット」、「ハムレットの外観と行動」、「ハムレットとガートルード」の翻訳である。バーカー(1887〜1946)は、イギリスの演出家・俳優であり、彼自身が演出や演技をする上で生じた様々な問題を解こうとしてこの書物を書いた。現在のシェイクスピア学からすれば首をかしげたくなる記述もあろうが、全体としては非常に鋭い指摘に満ちている。決して読みやすい英文ではないが、味のある文章である。以下の翻訳では、ハムレットが周囲の人物との関係を悪化させていく過程が描かれる。

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別件)ハーリー・グランヴィル・バーカーによる Hamlet への言及は,今日の誤解に滿ちた解釋や上演を論ずるに『最適』な見本となる…これ程酷い誤解も稀だが.兎も角これでは主人公を『ひとで無し』と言ふに等しい.芝居全體が見えぬのだ. https://t.co/QWZwkn5mjr
別件)ハーリー・グランヴィル・バーカーによる Hamlet への言及は,今日の誤解に滿ちた解釋や上演を論ずるに『最適』な見本となる…これ程酷い誤解も稀だが.兎も角これでは主人公を『ひとで無し』と言ふに等しい.芝居全體が見えぬのだ. https://t.co/QWZwkn5mjr
『ハムレット』飜譯の事.グランヴィル・バーカー著『シェイクスピア劇への序文』第三卷「ハムレット」の飜譯を讀む.http://t.co/9vlj8y5ohD インターネットに感謝だが,解説された「ハムレット」は,半ば獵奇的な人物としか見えぬ.それでも上演とは,それこそ奇っ怪なり.
『ハムレット』飜譯の事.グランヴィル・バーカー著『シェイクスピア劇への序文』第三卷「ハムレット」の飜譯を讀む.http://t.co/9vlj8y5ohD インターネットに感謝だが,解説された「ハムレット」は,半ば獵奇的な人物としか見えぬ.それでも上演とは,それこそ奇っ怪なり.

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