著者
加賀谷 悦子
出版者
樹木医学会
雑誌
樹木医学研究 (ISSN:13440268)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.1-8, 2005-03-31
被引用文献数
2

近年,生態学分野で急速に分子マーカーの利用が進んでおり,森林昆虫研究に関してもさまざまな成果が報告され始めた.本総説は,分子マーカーの手法と森林昆虫研究に関する国内外の研究事例を紹介するものである.手法として,シーケンシンダ,PCR-RFLP,SSCP,マイクロサテライト,SNPs,RAPD,AFLP,アロザイム,を解説した.上記の手法を用いたマイマイガ(Lymantria dispar)やタイリクヤツバキクイムシ(Ips typographies)などに関する国外の研究事例と,スギカミキリ(Semanotus japonicus)についての国内の研究事例を紹介し,地理的変異の解析をはじめ,近縁種との識別や,個体群間の移動実態の推定に分子マーカーが有用であることを示した.また,DNA解析に供する標本の保存法を説明した.

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こんな論文どうですか? 森林昆虫研究における分子マーカーの利用(加賀谷 悦子),2005 http://t.co/tGvdye2kx2 近年,生態学分野で急速に分子マーカーの利用が進ん…
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こんな論文どうですか? 森林昆虫研究における分子マーカーの利用(加賀谷 悦子),2005 http://t.co/3fz4FYpHyf 近年,生態学分野で急速に分子マーカーの利用が進んでおり,森林昆虫研究に関してもさまざまな成果が報告され始めた.本総説は,分子マーカーの手法…

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