著者
河内 淳 藤原 正利 林 靖江
出版者
日本信頼性学会
雑誌
信頼性シンポジウム発表報文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.69-72, 2010

最近のものづくり技術の進歩には目を見張るものがあり、結果として高品質でかつ低価格のものが大量に世界市場に供給され、現在の文明の繁栄にとって不可欠なものとなっている。一方、部品の故障による車のリコール、家電製品のPL(Product Liability)問題が多発し、消費者に不信と不安を与え、大きな社会問題になっている。また解決には莫大な費用を必要とし、経済的にも企業に大きな打撃を与えている。リコール、PL問題は解決すべき喫緊の課題である。リコールは論理的にゼロにできないのであろうか、本論文はこの疑問に応えるべく、製品故障のバスタブカーブの分析を行い、又、開発手順を分析した。その結果、バスタブカーブの偶発故障の要因を見極め、現在のものづくりの方法に内在する論理欠陥を排除することにより、故障ゼロのものづくり、即ちRecall-Free Productionが可能となることがわかった。

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こんな論文どうですか? 6-2 故障ゼロのものづくりについての一考察(その2) : バスタブカーブの偶発故障領域にメスをいれることによる故障ゼロのものづくり(セッシ(河内 淳ほか),2010 https://t.co/3D9acefHdE 最近のも…

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