著者
丹治 嘉彦
出版者
環境芸術学会
雑誌
環境芸術 : 環境芸術学会論文集
巻号頁・発行日
no.4, pp.9-16, 2004-11-11

2003年10月4日、新潟県豊栄市早通地区の稲刈りが終わった田園において、新潟大学教育人間科学部芸術環境講座・丹治研究室の学生と地区の住民が、自分たちで作り上げた1200本の風車を田圃に植えるプロジェクトを行った。秋晴れのもと、学生と早通地区の人達が田圃に集って行われたこのプロジェクトは、「早通風車プロジェクト」と称されて10月9日までの間、澄みきった青空のものと早通りに吹く風の中、田圃を訪れた人の目を楽しませた。また、このプロジェクトは風車を田圃に植えるだけの単発のものではなく、早通各地において早通の人達と様々なワークショップやスタンプラリー等の活動を約半年をかけて実践したものである。こうしたアートを媒介としたアートプロジェクトの実践の流れを振り返ることによって、アートプロジェクトの意義と共にその可能性探ってみたいと思う。これを以て自身の研究報告としたい。

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