著者
渡辺 大
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IT, 情報理論 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.314, pp.17-22, 2009-11-24
参考文献数
23

暗号学的ハッシュ関数は電子署名やメッセージ認証子をはじめとして多くの応用を持つ重要な暗号プリミティブである。しかし、近年になってハッシュ関数に対する攻撃手法が大きな進展を見せ、既存のハッシュ関数の多くが安全ではないことがわかってきた。そこで、米国標準技術研究所(NIST)は最新の設計および安全性評価技術を盛り込んだ新しいハッシュ関数を標準に定めるべく、ハッシュ関数アルゴリズムを広く一般に公募して選考を開始した1(SHA-3コンペティション)。本稿では、これまでのハッシュ関数の技術を概観すると共に、SHA-3コンペティションの途中経過を簡単に紹介する。

言及状況

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ブロックチェーンをギミックにしたいと思わないかい?私は思いますよ。けど、ブロックチェーンの概念部分だけじゃなくて、たとえばハッシュ値の計算方法と計算量とか。こういう論文、引っ張りたくないです??? https://t.co/brIpv1zc5P

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