著者
高木 佐加枝
出版者
日本教科教育学会
雑誌
日本教科教育学会誌 (ISSN:02880334)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.137-142, 1977-10-31

「綜合教育」という用語は耳なれない言葉で,むしろ「合科教育」とか,「合科学習」といった方がピント来るかも知れないが,私が東京高等師範学校附属小学校に在勤した昭和4年から19年まで1年生を3回担任して研究したのは,合科教育という名称を用いず,綜合教育という名称を用いた。この理由については本論で述べたいと思う。明治の初,学校制度ができてから今日まで百余年の年月を経たが,終始一貫わが国での公教育は社会・国語・算数・理科……といった分科教育であったので,この中にあって学校教育のあるべき姿をわれわれの先輩が研究して来た合科教育なり綜合教育について究明していくことは,本学会の使命の一つであると考える。

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こんな論文どうですか? 小学校における綜合教育 : 歴史的考察と算数教育とを中心に(教科教育学への提言)(高木 佐加枝),1977 http://t.co/tMQL4FqeB3

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