- 著者
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タィン・ヒェップ ファム
フイ・ホアン グェン
河野 隆二
- 出版者
- 一般社団法人電子情報通信学会
- 雑誌
- 電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
- 巻号頁・発行日
- vol.110, no.340, pp.169-174, 2010-12-09
複数送受信アンテナを用いるMIMO(Multiple-Input,Multiple-Output)通信技術はプロードバンドワイヤレス実現の必須技術であると考えられている.今後,MIMOによる情報伝送のサービスエリア充実により,所定空間へのサービス充実が見込まれる.MIMOリレーアンテナをいかに活用し,MIMOの特徴である高速伝送と高信頼性な通信を維持した状態で,所定空間への中継機能を実現する研究が重要となる.各リレーノードにおける送信電力及び各ノード間の距離が変わることにより通信路容量が変わる.送信電力が固定した場合,ノード間の距離を最適し,高通信路容量を得ることができた.しかし,リレーノードを必ずしも所望の場所に設置できるのではないので,送信電力及び伝搬距離を同時に最適し,システムの通信路容量を検討する.