- 著者
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船橋 恒裕
- 出版者
- 同志社大學經濟學會
- 雑誌
- 経済学論叢 (ISSN:03873021)
- 巻号頁・発行日
- vol.61, no.4, pp.743-769, 2010-03
論説(Article)近年、日本では、少子化が社会的問題になっている。この論文では、出生率低下を引き起こす要因を明らかにし、少子化対策について言及したい。そこで、合計特殊出生率について回帰分析を行う。結論として、婚姻率の上昇、世帯人員数の増加、病院数の増加が、合計特殊出生率の上昇に強くかかわっていること、そして、所得の増加は、合計特殊出生率上昇に対してマイナス要因であることが示された。