著者
黒沢 由明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.467, pp.93-98, 2011-03-03

文字認識や音声認識で良く用いられるLVQは確率降下法の考え方でも説明することができ,これによればLVQを最急降下法による最適解探索問題として定式化することができる.この考え方に立てば,LVQを構成する辞書ベクトル全体を認識パラメータと考え,LVQの学習時に,そのパラメータがパラメータ空間の中をどう動くのかを観察することができる.この手法を使って,ある手書数字認識のケースでたまたま見つかった誤読急減の部位において学習の観測を行なった.その結果,学習パラメータの系列がパラメータ空間内に複数存在する評価関数の渓流状の地形に捕まっていたこと,長い学習の後に渓流が無くなる位置で評価関数の坂を下り落ち始めた事が分かった.それが誤読急減少の原因だったのである.

言及状況

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こんな論文どうですか? LVQの学習プロセス可視化技術による認識精度急変位置の状況観察(テーマセッション,文字・文書の認識と理解)(黒沢 由明),2011 http://t.co/2USZ3HJgXK
こんな論文どうですか? LVQの学習プロセス可視化技術による認識精度急変位置の状況観察(テーマセッション,文字・文書の認識と理解)(黒沢 由明),2011 http://t.co/VkAqfwjY

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