著者
徐 有珍
出版者
日本図書館情報学会
雑誌
日本図書館情報学会誌 (ISSN:13448668)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.71-87, 2011

本研究では,市民・行政職員・議員に対して地方行政資料サービスを行っている日野市立市政図書室のサービスを歴史的に検討・評価した。市政図書室は自治体の行政業務の支援と市民に対する情報公開の保障を目指し,地方行政資料サービスによる印刷刊行物の行政資料の提供はもちろん非現用や現用の行政文書の管理,保存システムにも関与してきた。その結果,現在市政図書室は,行政資料室や議会図書室としての役割を果たし,また日野市の情報公開政策の中では中心的な情報提供機関として位置づけられている。しかし,行政文書の管理と保存に図書館として関与することの限界も明らかになった。公文書館が設置されていない自治体における非現用文書の保存と公開に対し公共図書館がいかなる役割を果たすべきかという問題は,今後市政図書室が検討していかなければならない重要な一つの課題である。

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@moon_falx 別のことを言うと、日野市立図書館の分館である、市役所内に設置してある市政図書室って、行政の間じゃ有名じゃないんですかねえ。CiNiiの論文抄録見るだけでも、相当すごいんですが……。 https://t.co/H6iZJeEu6e
徐 有珍「日野市立図書館市政図書室における地方行政資料サービス」 http://t.co/SP8ljKQ4uC
徐 有珍「日野市立図書館市政図書室における地方行政資料サービス」 http://t.co/SP8ljKQ4uC

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