著者
宝崎 隆祐
出版者
公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会
雑誌
オペレーションズ・リサーチ : 経営の科学 (ISSN:00303674)
巻号頁・発行日
vol.56, no.12, pp.705-710, 2011-12-01

3月11日に発生した東日本大震災は未曾有の数の被災者を生み,懸命な捜索活動にもかかわらず,8月22日現在なお4,615名の行方不明者を数えている.そこで重要な働きを見せている消防,警察,海上保安庁や自衛隊は,その任務の中に捜索救難活動を持っており,効果的な活動の実施が期待されている.オペレーションズ・リサーチの一研究分野である探索理論はその適用分野として捜索救難をもち,効率的な捜索活動の計画・実施に寄与することができる.今回の報告では,捜索救難の観点から探索理論を解説し,大規模災害への対策の一助としての探索理論の役割と課題について考えてみる.

言及状況

はてなブックマーク (1 users, 2 posts)

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 捜索救難における探索理論の役割(<特集>東日本大震災:OR手法活用への期待)(宝崎 隆祐),2011 http://t.co/w5zTpopz

収集済み URL リスト