著者
久津木 文
出版者
神戸松蔭女子学院大学
雑誌
Theoretical and applied linguistics at Kobe Shoin : トークス (ISSN:13434535)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.27-36, 2012-03-21

バイリンガルの子どもの語彙の変化は大きく、ちょっとした言語環境や入力の変化で大きく影響を受ける。先月まで日本語で話していた子どもが今月にはまったく話せなくなっているということも全く珍しいことではない。大人の場合でもしばらく外国を使う機会がないと忘れてしまう。特に語彙の中でも具象性が高いものが低いものよりも喪失されやすいことが成人の言語処理、第二言語習得研究、および幼児の言語獲得のデータから示唆されている。同じようなことが幼児の同時バイリンガルの語彙の喪失でもいえるのだろうか。本稿では、この疑問に答えるためバイリンガルの子どもの一時的な日本語語彙の喪失を分析する。

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CiNii 論文 - 同時バイリンガルの子どもの日本語語彙の一時的喪失についての検討の試み https://t.co/IqtqDrb8Lp

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