著者
高田 祐介
出版者
佛教大学
雑誌
歴史学部論集 (ISSN:21854203)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.43-70, 2012-03-01

本稿では、従来ほとんど注目されることのなかった、明治二五・二六年における明治維新「志士」の靖国合祀・贈位・叙位遺漏者問題に焦点をあてた。靖国合祀処分での「国事殉難」、そして贈位・叙位措置での「勤王」の枠組みや価値基準を実証的に解析することで、当該期に維新を振り返った際に国家・地域双方が抱えた課題ないしこれに纏わる歴史意識の動態を明らかにした。

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高田祐介「明治維新「志士」像の形成と歴史意識」(『歴史学部論集』2、佛教大学、2012年)は、「志士」の明治25・26年の靖国合祀・贈位、贈位や叙位の慰労者問題を分析(旧土佐藩志士の事例を中心に)。「志士」顕彰の歴史意識を考察。 https://t.co/B1pffDuNYM

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