著者
中島 和子
出版者
母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会
雑誌
母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究
巻号頁・発行日
no.2, pp.1-31, 2006

グローバル化とともに幼児期から一つ以上の言語に接触しながら育つ子どもの数は増加の一途を辿っている。このような環境で育つ子どもたちの読みの力はどのように獲得され、その獲得過程はモノリンガルの子どもとどのように異なるのであろうか。またその過程で、それぞれの言語の読みの力が互いにどのように関わり合うのであろうか。さらに、学校教育の中で多言語を育てる場合、テスト・評価は避けられないが、多言語にわたる読書力はどのように評価したらよいのであろうか。特に日本語が一言語であるバイリンガル読書力テストの場合は、どのような特殊な問題が生じるのであろうか。これら一連の課題に対して、New International School(以下NewIS)の取り組みを通して、先行研究を踏まえながら模索してみたい。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

収集済み URL リスト