著者
竹井 史
出版者
美術科教育学会
雑誌
美術教育学 : 美術科教育学会誌 (ISSN:0917771X)
巻号頁・発行日
no.33, pp.263-274, 2012-03

本研究は,土による幼児期の造形的な遊びを活性化させる土環境を砂成分と粘土成分の混在する「土」に求めた。その「土」は,一定の水分を加えることで粘性,可塑性に富み,乾燥後も子どもの手により比較的容易に粉砕可能なものであり,子どもの土による造形活動をその根底において支える環境である。本研究では,その具体例を河川流域の採石プラントから排出される「利用土」に求め,土の性質を粒度分布分析による工学的手法によって明らかにするとともに,その土環境によって展開される造形活動について記録し,その意義について考察した。

言及状況

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泥団子を磨き上げて光らせる方法があると聞いた。この泥団子作りについて、工学的な分析を行った本があるかどうか知りたい。

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