著者
吉田 昂平
出版者
日本笑い学会
雑誌
笑い学研究
巻号頁・発行日
no.19, pp.56-66, 2012-07-21

本研究は、Martin et al. (2003)のHumor styles questionnaireの(HSQ)日本語版を新たに作成し、内的一貫性を検証し、既存の木村他(2008)の尺度との比較を行った。調査参加者は、大学生とユーモアセミナー受講者の327人(男性165人、女性161人、性別回答不明1人)、年齢は18-83歳(平均年齢40.04、標準偏差23.73、年齢回答不明1人)であった。オリジナルと同一の4因子構造を再現し、各下位尺度において十分な内的一貫性を確認した。因子間相関と下位尺度間相関は結果がほぼ一致し、因子分析の結果を反映した尺度であった。そのため、木村他(2008)の尺度より適切な質問紙を作成できたといえた。各下位尺度の性差の結果がオリジナルと異なり、それについては、今後の課題とした。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

ユーモアは必ずしも健康にプラスとは限らない。ユーモアの種類や各人の好みも考える必要がある…「日本語版ユーモアスタイル質問紙の作成」吉田昂平(関西大学)『笑い学研究19』:Martinら(2003)のユーモアスタイル質問紙の日本語版 http://t.co/i5NUJtWe

収集済み URL リスト