著者
井上 賢 佐野 浩史 武捨 賢太郎
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.60, no.3, pp.239-244, 2012

今春も,東京における21回目の「今春の物理入試問題についての懇談会」(通称「入試懇談会」)が実施された。今年は,現行の学習指導要領下での7回目の大学入試が行われる一方,4月には,高校1年生の理科(及び数学)において,新学習指導要領先行実施による授業がスタートした。そのため,大学入試を巡る議論においては,現行課程における課題もさることながら,新課程下における大学入試やセンター試験に向けた課題や危惧の提示,これまでの課程の変遷及びこれからのカリキュラムの在り方に対する意見なども含まれることとなる。その意味で,今回の入試懇談会においても,今春の大学入試問題を素材としつつ,広範な疑問や意見が交換され,入試問題という枠に限られない課題,そしてそれぞれの現場・立場における苦悩についての共有化が図られ,有意義な懇談会として終了できたことを,ここに報告したい。

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誘導起電力 電磁気分野で複数の大学において出題され,分析・検討段階で,どこまでがセーフなのかが議論の対象となったのが,「誘導起電力」についての問題であった。大学入試問では磁束の変化から誘導起電力を導出しようとすると,△φ微分が必要。 http://t.co/G9aLN72w3m
誘導起電力 電磁気分野で複数の大学において出題され,分析・検討段階で,どこまでがセーフなのかが議論の対象となったのが,「誘導起電力」についての問題であった。大学入試問では磁束の変化から誘導起電力を導出しようとすると,△φ微分が必要。 http://t.co/G9aLN72w3m

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