著者
増沢 武弘
出版者
日本生態学会
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.62, no.3, pp.387-391, 2012-11-30
参考文献数
17
被引用文献数
2

南アルプスはユネスコエコパークになりうるか、というテーマに対し、解説を試みた。ユネスコエコパークは自然保護と持続可能な利用とを考慮し、自然と人間との相互関係の構築を目指した地域であり、核心地域・緩衝地帯・移行地域に区分されて、各々が相互に関係し合って、核心地域を保全しようとするものである。本稿では、これらの区分の各々の特性を挙げ、ユネスコで定められた規準に適合するかを検証した。その結果、核心地域と緩衝地帯については、両区分を構成している素材の価値が十分あるものと思われた。移行地域に関しては、関係者に対して十分な説明と時間をかけての話し合いが必要であると判断された。

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http://ci.nii.ac.jp/naid/110009553259 静岡大学の増沢武弘教授の論説『南アルプスのユネスコエコパークの可能性(日本生態学会誌)』です(時間がないのでまだ読んでいません)。

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