著者
大西 真晶 原井 洋明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信
巻号頁・発行日
vol.112, no.44, pp.179-185, 2012-05-14
参考文献数
11

地震,台風などの広域災害発生直後でも健全である無線アクセス網の構成法として無線メッシュ網の基地局の位置に基づいて局所分散構成可能なネットワーキング手法として迂回経路を用いたドロネーオーバーレイ網構成手法が提案されている.本研究報告ではこの詳細な実装方針について検討する.まず,ローレイヤと迂回経路レイヤ,ドロネーオーバレイネットワークレイヤにおける接続の関係について整理する.また,各層の関係に基づいた接続の確立手順についても検討する.具体的には既存の接続を最大限に利用した安定的な迂回経路の確立を優先し,確立の可否が不明な層の接続の確立を後回しにする.迂回経路による接続の確立後,この接続を用いて制御メッセージを交換し他の層の接続を確立する迂回経路の後追い接続構成法の手順について検討する.また,簡易なシミュレーションの実行により,構成手順の動作を確認する.

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CiNii 論文 -  ドロネーオーバレイネットワークにおける接続の迂回路を用いた後追い構成法の検討 https://t.co/4HTP9oKG8W #CiNii

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