著者
松本章代 木村実穂 佐伯啓
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.5, pp.1-4, 2013-06-29
被引用文献数
1

外国語による会話を練習させるための仕組みとして,指定日時に学習者のスマートフォン (Skype) に電話をかけ,教員があらかじめ用意した音声データを自動再生するシステムを提案する.生身の人間相手ではないため学習者は羞恥心を抱かずに実践的な会話を練習できるというメリットがある.学習者の発話は録音,さらに音声認識によって自動でテキスト化する.録音データと認識結果は学習履歴として教員・学習者の双方から確認できる.この機能は,発音の客観的な評価を行えるのみならず,発話が記録されることにより聞き取りの集中力向上 (=聞き流し防止) 効果が期待できる.また,配信した音声データは学習者が後から繰り返し聞くことも可能である.つまり本システムは,電話によって発話の練習を強制する側面と自主的な復習をサポートする側面を併せ持っている.

言及状況

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何か以前も似たようなアプローチの学習システム聞いたことあると思ったら,やっぱり同じ発表者だった.当時実装に使用していたSkypeのAPIが使えなくなったので,Twilio APIに切り替えたらしい. https://t.co/goyAISgRAs #ipsjce

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