著者
藤原 正道
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子短期大学紀要 (ISSN:13477196)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.59-68, 2013-03-19

本論の目的は、主観的事態把握と客観的事態把握を基本に、人称代名詞を明示しない場合の英語と日本語の丁寧表現について分析することである。英語と日本語の事態把握の違いが、丁寧表現にも反映されていること、話し手と聞き手と事態との位置関係の重要性、そして主語や目的語を表さないことによって、なぜ丁寧さを表せるのか、さらに日本話者はなぜ聞き手に対して様々な呼称を用いるのかを明らかにしている。

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